2022.07.13フッ素塗布について
2022年07月13日
こんにちは!今回は定期検診の中のフッ素について、深く掘り下げていきたいと思います。
お子さんがぐんぐん成長し、乳歯が少し生え始めてくる頃に気になるのは「むし歯予防」、歯みがきを嫌がったりしていて心配・・・という方も多いと思います。
しかし安心してください。むし歯は予防ができる病気です!
もちろん、毎日の歯みがきは大切です。ですが、ただ単純に歯みがきをしていればむし歯を予防できる、というわけにはいかないのです。
そこで、定期的な歯医者でのチェックや、歯を強化して永久歯も元気に生え揃うためのケアなどが、子どもの乳歯には必要不可欠になっていくのです!
先述の通り、定期的な歯医者でのチェック…いわゆる「定期検診」は、大人と同じように、お子さんにも必要なものなのです。
◆定期検診の定番「フッ素塗布」、本当に安全?
お母さんたちも、自分が子どものときは歯医者さんで色んな味をつけてあるフッ素という薬品を歯に塗布してもらった記憶はありませんか?
結論から言うとフッ素は安全です。しかも定期的にフッ素塗布を乳幼児へ行なった場合、実施を全くしていない乳幼児に比べむし歯の大半が半滅したというデータもあるのです!
ですが、実際に自分のお子さんに受けさせるとなると、わからないことだらけですよね。
では、簡単にフッ素の効果を3つ紹介していきます。
- 再石灰化の促進
フッ素は、むし歯菌から歯を守る役割である再石灰化の効果を持っています。なんと、むし歯を予防するだけではなく、初期のむし歯までならこの再石灰化で治すこともできるのです。
- 歯の質を強化
お子さんの乳歯は、私たち大人の永久歯よりずっと歯の抗菌「ハイドロキシアパタイト」が弱くやわらかい状態です。
しかしフッ素を塗布することで、その「ハイドロキシアパタイト」はなんと、より強い抗菌「フルオロアパタイト」に変化するのです。
つまり、「抵抗力が強く、むし歯に負けない歯」になります!
③むし歯菌の活動を抑える
むし歯はむし歯菌が生み出す酸が原因です。しかしフッ素はその菌を生み出すことも抑えることができるのです!
むし歯菌には、食べたものを分解する為に酵素が必要です。フッ素は、この酵素の働きを弱め、むし歯菌の活動を抑えます。
結果、口の中で酸が作られづらくなり、むし歯予防につながります!
いかがでしたか?子どものからだの健康だけを気にするのではなく、歯も忘れずにケアしてあげてください。できるだけ毎日一緒に歯磨きの仕上げをしてあげて、歯への関心を高めていきましょう!
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