2024.04.12子供の虫歯はなぜ進行速度が早いの?
2024年04月12日
こんにちは!
大人も子供も同じように虫歯になりますよね。
どちらとも一度虫歯になれば再発しやすくなり、治療を繰り返すたびに歯の寿命が短くなってしまいます。さらに、大人の歯に比べて子供の乳歯は、外側のエナメル質の厚みが薄く、虫歯になると進行スピードが早いです。
今回は、虫歯を進行させる原因や虫歯の進行速度を抑えるポイントについてお話しします。
- 虫歯の進行速度が加速する原因
1.歯磨きが正しくできていない
歯磨きが正しくできていないと、プラークが残り、虫歯菌も多くなります。
虫歯菌が多いほど、虫歯の進行が早くなります。
2.糖質の摂り過ぎ
虫歯菌の餌となる糖質を摂り過ぎると、虫歯菌の活動はより活発になり、虫歯の進行が早くなります。
お米やパンなどで食事として適切な量を摂ることは大切ですが、甘いお菓子や清涼飲料水はできる限り避けましょう。
3.ダラダラ食べている
物を食べると口の中は酸性に傾き、少しずつ歯が溶け始めます。 これを「脱灰(だっかい)」といいますが、唾液には酸を中和して、脱灰した歯の表面を修復し歯を強くする「再石灰化」の働きがあります。 一日中、だらだら食べていると、脱灰の時間が長くなり、虫歯になりやすい環境になってしまいます。
4.よく噛まない
あまり噛まずに食事をしていると唾液の分泌が少なくなってしまいます。
唾液の分泌が減ると、歯の表面に汚れが溜まりやすくなったり、虫歯の進行が早くなります。
- 虫歯の進行を止めるために
食後すぐの正しい歯磨き
三食だけでなく、おやつの後も必ず歯磨きをしましょう。
食後すぐに歯を磨く習慣を身に付けることが大切です!また、できればフッ素配合の歯磨き粉を使用しましょう。
定期的にフッ素塗布を受ける
フッ素は歯の再石灰化を促し、歯質を強化してくれるので、虫歯の予防だけでなく進行の抑制にも効果的です。
3~4ヵ月に1回定期的に受けることをおすすめします。
食べ方やおやつの内容の改善
よく噛ませること、ダラダラと食べさせないことに重点を置きましょう。
ご家族で一緒にきちんとテーブルで食事を摂る習慣があると、これらのことを習慣づけやすくなります。
またおやつについては、甘いものを避けて、おせんべい、小魚、ヨーグルトなどの虫歯になりにくいものを選ぶようにしましょう。
どんなにフッ素塗布をしたり食事に気をつけていても、毎日のブラッシングが上手にできていないと虫歯は進行してしまいます。
子供を怪我から守るように、子供のお口の中の環境をぜひ守ってあげてください。
お子様の虫歯についてお悩みの場合には、お気軽に「いちば歯科医院」へご相談下さい。
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