2024.08.14乳歯が生える時期と順番
今回は、乳歯がいつ、どのような順番で生えてくるのかをご紹介します。
赤ちゃんは生後5~6ヶ月ごろから乳歯が生え始め、1歳~2歳半ごろにかけて20本が生えそろいます。時期や順番が多少前後することはよくあることので、しばらく様子をみても問題ありません。
・生後6ヶ月ごろ
下の前歯(乳中切歯:A)2本が生え始めます。
非常に稀ではありますが、約2000人に1人ほどの割合で、産まれてきた段階で既に歯が生えている赤ちゃんもいます。
・生後10ヶ月ごろ
上の前歯(乳中切歯:A)2本が生え始めます。
・1歳ごろ
上のAの横に乳側切歯(B)が、そしてそのあとに下の乳側切歯(B)が2本ずつ生えてきます。
・1歳半ごろ
最初の奥歯(第一乳臼歯:D)が上から先に生え始めます。
・2歳ごろ
乳犬歯(C)が上から生え始めます。
・2歳半ごろ
二番目の奥歯(第二乳臼歯:E)が生え、これで20本すべての乳歯が揃います。
特に1本目の歯が生えてくる前には、歯ぐきの痛みや不快感から赤ちゃんが不機嫌になったりぐずることもあります。また、違和感を和らげるためにおもちゃなどをかじったり、よだれが多くなることもあります。これらは全て歯が生え始める兆候です。生後5~6ヶ月の赤ちゃんはまだうまく感情を伝えられませんので、これらのサインを知っておくと安心です。
また、1本目の下の前歯が生えたら歯磨きを開始しましょう。いきなり歯ブラシで磨かなくても、指に巻いた清潔なガーゼで拭うところからのスタートで十分です。お口に触れられることや、お口の中にものが入ることに慣れてきたら、乳歯用の小さい歯ブラシを使って磨くようにしましょう。
今回は乳歯が生えてくる順番についてご紹介しましたが、赤ちゃんの歯が生え始める時期や順番には個人差があります。1歳ごろになっても歯が生えてこない場合は、歯科医院で相談するようにしましょう。