歯科医院スーパーTC育成塾 第2回
2020年06月13日
こんにちは!
今回は、スーパーTC育成塾の第2回目についてお話します。
2月に第1回目が開催され、ブログでも紹介させていただきました。
本来は第2回目は4月にやる予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で延期され、6/10の開催となりました。
遠方の方や、まだセミナー会場に入るのが気になる方はオンライン参加という形もとられ、実際に会場に来ていたのは全参加者の2/3ほどの80人くらいでした。
今回勉強したことは
セカンドコンサル と 補綴コンサル です。
セカンドコンサルは、直訳すると「2度目の指導(立案)」ですが、患者さんの2度目以降の来院時に行います。
補綴コンサルは、被せ物の種類やそれぞれのメリット・デメリットを説明し、どれが患者さんの希望にあうか話し合うことです。
今回はセカンドコンサルに焦点を当てます。
何をするかというと、
・お口の中がどういう状態か 虫歯や歯周病の有無や進行度など
・虫歯や歯周病がなぜ起きるのか
・これからの治療の流れ
・しっかり治すことでどういうメリットがあるのか
などをお話しして、予防や治療に対する意識を高めてもらうことを目的としています。
皆さんは、ご自身のお口の中のことを把握していますか?
例えば以下の質問にすぐ答えられるでしょうか?
・自分の歯が何本あるかご存知ですか?
・神経を取った歯は何本?
・詰め物やかぶせ物が入っている歯は何本でしょうか?
すぐに正しく答えられた方は素晴らしいです! ~(^з^)-☆
おそらく歯を大切にされている方でしょう。
それでは質問ついでに
日本人の80歳 平均して歯が何本残っていると思われますか?
答えは 7本です (ToT)
それに比べて、アメリカは17本
予防先進国と言われるスウェーデンは何と21本も残っているんです!
残念ながら日本はかなり遅れをとっていますね
なぜこんなにも違うのか
それは 国民の歯に対する意識の差 です。
歯医者に対する意識調査では興味深い結果が出ています。
日本は 歯医者は歯が痛くなったら(悪くなったら)行くところ
スウェーデン・アメリカは 歯医者は歯が悪くならないようにするところ
この意識の違いが80歳になったら痛いほど出てくるわけです。
これは予防の意識が高いほど、歳をとっても歯が残るということの証明です。
そういった内容のことをお話しして、ご自身の歯に対する意識を高め、いつまでも健康なお口でいられるように動機付けを行うことが目的です。
当院ではまだ実施していませんが、これを機会にしっかり資料を準備し、スタッフをトレーニングして近いうちに取り入れて行きたいと思います。
講師と記念撮影 (#^.^#)