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妊娠中の口腔内トラブルについて

2022年11月24日

こんにちは!

現在妊娠を考えている方や不妊治療中の方、きちんと歯科検診に行かれてますか?

当院では検診やむし歯治療はできるだけ妊娠前(妊活中)にしておくことをおすすめしています。

今回は妊婦さんの歯科検診の必要性や治療を受ける時期についてをお話ししていきます。

 

〜妊活中に歯科検診が必要な理由〜

●子どものむし歯リスクが上がる

出産直後の赤ちゃんのお口の中には、むし歯菌(ミュータンス菌)が存在しません。

しかし、母親にむし歯があると唾液を介して赤ちゃんのむし歯リスクが上がるといわれています。

これから生まれてくる子どものむし歯を防ぐためには、まずお母さんのむし歯を治して、口腔環境を整えておくことが大切なのです。

 

●歯周病が胎児に影響を及ぼす

近年では、歯周病が胎児の健康状態に悪影響を及ぼす可能性があることが判明しています。

母体が歯周病にかかっていると、早産や低体重児出産のリスクを高める恐れがあります。

女性は妊娠すると、ホルモンバランスの影響で、より歯周病にかかりやすくなります。歯周病を予防・治療するためにも、できるだけ妊娠前に歯科検診を受けておきましょう。

 

妊娠中は通いにくい

歯科治療は妊娠してからでも受けることができますが、安定期までは控えたほうがいいといわれています。

また、つわりがひどいときや、お腹が大きくなったときは、治療そのものが困難になることもあります。これらを踏まえると、体力的にも余裕のある妊娠前に治療しておいたほうが安心です。

 

産後は通院が難しくなる

産後は赤ちゃんのお世話で手一杯になることもあり、通院がさらに難しくなる可能性があります。

時間に余裕のある時期に受けておいたほうがいいでしょう。

 

〜妊娠中のお口のトラブル〜

1.お口の中がネバネバする

妊娠中は個人差はありますが、唾液の分泌量が少なくなります。

つわりなどで歯磨きが不十分になると、お口の中がネバネバしてきます。

 

2.むし歯ができやすくなる

つわりなどによりお口のケアが難しくなり、むし歯になるリスクが高くなります。

 

3.口臭が強くなる

女性ホルモンの変化にともなって、お口の中で菌が増えやすい状態になります。

その菌が原因となって口臭が強くなります。

 

4.歯ぐきの腫れや出血

妊娠中は歯肉が赤くなり、腫れやすくなります。たまに歯肉から出血することもあります。

これを妊娠性歯肉炎といい、放っておくと悪化してしまいます。

最悪の場合は歯周病になる可能性があるので、正しいブラッシングが必要です。

 

 

妊活中は、お口の中を綺麗に整えておくべきタイミングです。

赤ちゃんのむし歯ゼロを目指すためにもご自身はもちろん、パートナーも一緒に口腔環境を見直してみてはいかがでしょうか。

いちば歯科医院では歯・お口の健康を保ち、安心して妊娠・出産を迎えられるように全力でサポートいたします。

不安なことやお悩みがございましたら、お気軽にご相談下さい。

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