口内炎はどうしてできるの?
2020年03月16日
口内炎って嫌ですよね
触れた時のあの痛み(>;_<;) 食べる気なくしますよね
かと言って食べないわけにもいかないので、なんとかその部分に触れないように
うまく避けながら食べるといった経験が皆さんにもあるんじゃないですか?
なんで口内炎ってできるんでしょう?
口内炎ができる原因は様々です。
1、口呼吸で口の中が乾燥し唾液の洗浄作用が低下した
2、ブラッシング不足でお口の中が汚れている
3、ウイルスの感染 単純ヘルペス、帯状疱疹、手足口病などの症状の一つとして現れる
4、ストレスや睡眠不足などによる免疫力の低下
5、栄養の不足 特にビタミンB2,B6,B12,ビタミンCの不足
6、形の悪い被せ物や、虫歯で歯が欠けて尖った部分による粘膜や舌への刺激
これらが単独で、あるいは複合的に作用して発症すると言われています。
下の写真は手足口病の症状で舌にできた発疹です (黒矢印)
しばしば潰れて口内炎になります
他にも、抗がん剤治療中の方はその副作用で免疫力が低下しますので、
ほとんどの方が口内炎ができやすくなります。
クローン病、ベーチェット病などの自己免疫疾患の症状としても現れます。
お口の中もきれいでウイルスの感染もないのに口内炎ができる場合は
自己免疫疾患が原因の可能性があります。
最近話題になった堀ちえみさんのように、舌癌の初期症状として現れることもあり
なかなか治らない口内炎には重篤な病気が隠れている可能性もあります。
口内炎は1〜2週間もすれば普通治ってきますが、それを過ぎてもなかなか治らない場合は
一度当院へ受診してください。